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法学部で取得しやすくなる資格「弁理士」

法学部の学生が取得しようとする国家資格のひとつに弁理士があります。特許庁が便利司法に基づいて認可するもので、知的財産権や知的財産権に関連するさまざまな権利の取得、あるいは権利をめぐっての紛争で、権利者の立場でさまざまな手続きを行う専門家です。

多くの弁理士は特許事務所や法律事務所で働いていますが、企業の知的財産権の関する部署で採用することも多く、取得していれば就職に有利な資格です。資格の取得には3つの方法があります。

ひとつは、毎年工業所有権審議会によって実施される弁理士試験に合格することです。試験は3次試験まであり、まず1次試験は毎年5月に実施され形式は短答式記述試験です。

出題範囲は、特許法、実用新案法、意匠法、商標法、工業所有権に関する条約、著作権法、不正競争防止法です。1次試験は法律関係の出題なので、法学部の学生には有利な内容と言えます。

1次試験合格者は7月に実施される2次試験を受験します。2次試験は論文式の筆記試験で、工業所有権に関する法令が必須で、もうひとつは理工Ⅰ(工学)、理工Ⅱ(数学・物理)、理工Ⅲ(化学)、理工Ⅳ(生物)、理工Ⅴ(情報)、法律(弁理士の業務に関する法律)から1科目を選択します。

2次試験では理系と法学系の修士号を持つ者と、技術士、一級建築士、情報処理技術者の一部、薬剤師、司法書士、行政書士は選択科目が免除されます。2次試験に合格すると10月に実施される口述式の3次試験を受験します。

合格率は6%から9%の難しい試験ですが、2次試験までパスした者は3次試験はほとんど合格します。平均して合格までに4回受験しており、合格時の平均年齢は33.6歳です。

法学部出身の受験者が多い資格ですが、それよりも理系の修士号を取得者がはるかに多く、全体の80%を占めています。その他の道は、特許庁の審査官か審判官として通算7年以上従事した者、弁護士資格を有する者で、日本弁理士会に登録して業務を行うことができます。

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